Kanako Machida

せっしょんのこと。

Irish Accordion Player 町田佳菜子のブログ

3月7日(月)~9日(水)のこと。

こんばんは。
おはようございます。

昨日はHalf Penny筑紫口店でセッションだったのですが、
フライヤーを置かせてもらうために福岡に残りまして。
ネットカフェで朝を迎えようとしています。

午前3時前に入店したのですが、
さすがは連休初日!ということなのでしょうか、、
「オープン席に1つだけ空きがありますよ」と言われ
近くの系列店の空席状況は確認できますか?と問うと
「30分ほど前にこの近辺の2店舗に電話したところ、同じような状況でした」とのこと。
どこに行っても同じなら、ここで確実に席を確保しよう!と思い
現在に至ります。

 





さて、もう2週間も前になりますか。。
遅くなりましたが、第7回ICFのことです。


このブログでも「アドバイスください!」と助けを求めていたので、
私がどれくらい不安で自信がなかったかというのは、察していただけているかもしれません。

ICF。

いろいろなアドバイスを頂いて、
参加者へ事前アンケートもしてもらって、
考えた結果、

最後は開き直ったというか、
結局のところ、私が自信をもって伝えられることを精一杯伝えるしかない。
というところで落ち着きました。

技術だノリだなんだと言われても、私には「それはこうですよ」とおしえることはできません。
それを実行委員の方に伝えた上での講師の依頼でしたから、最初から悶々と悩む必要なんかなかったのかもしれません。

けれども、もし私が楽器のレッスンやクラスを受けるとしたら何をおそわりたいのかということを考えると、どうしても納得のいくクラス内容を見出すことはできませんでした。

そこからの開き直り。考え方を変えました。



私は蛇腹クラスと上級クラスを受け持ちましたが、
多くの実行委員の方々やクラス参加者が求めていることは、私がもしクラスを受けるとしたら求めるだろうこととは違っている、ということを受け入れました。
そして、アドバイス頂いたことを踏まえて、私のこと・私の経験をさらけ出す、ということが、多くの人が求めていることに応えることになるだろうと思えました。


まずは初日。
蛇腹クラスです。


「蛇腹」と一括りにされていることからもうできることが思い浮かばないのですが、

このクラス、
C#/Dアコーディオン、B/Cアコーディオン、ピアノアコーディオンコンサティーナ、そして直前にイングリッシュコンサティーナが加わり、この異なる5つの楽器を前に、何をレクチャーすればいいのか、何を求められているのか、謎しか出てこない状態でした。

私がこの5つの楽器を全てそつなく弾くことができれば成り立つクラスかもしれませんが、
残念なことに、私はC#/Dアコーディオン以外弾けません。
これは、最初に実行委員に伝えたことですし、ブログでも書いたと思います。
そんな私のクラスに参加表明をしたC#/D奏者以外の方たちは、何を求めて参加しようと思っているのか。
謎だらけでした。

蛇腹クラス参加者は16名。
うち、C#/D奏者は2名。
そして当日、C#/D奏者が1名欠席。
なんということでしょう。


皆さんならどうしますか?
ジャンルや括りとしては自分がやっていることと同じグループだけど、
実際のところは全く違うシステムのものを
その自分とは全く違うものを取り上げてやろうとしている人におしえる。
そんな人たちの前に、講師として立つ。
そんな立場です。

いい例が思い浮かびませんが
水泳というジャンルの中で、私は平泳ぎは結構得意だけど他の泳ぎはできません。
という人が、
バタフライやりたいんです!クロールでもっと速く泳ぎたいんです!バックのコツを知りたいです!
という人に、
何をおしえれるんでしょうか。
水泳という括りで一緒にされていますけど、
バタフライもクロールもバックも、泳げないんです!平泳ぎだけできるんです!
だけど、バタフライとクロールとバックをやってる人に、何かをおしえないといけない立場なんです!
という状況と似ていますかね?笑


そんな蛇腹クラスで何をしたかというと。

私はC#/Dアコーディオンをこうして覚えて、こうやって身につけていきましたよ。
という話をした。

ただそれだけです。


私はゴールウェイでアコーディオンをはじめて、こんな風に弾きたい!と思う奏者を追いかけて、彼のいるセッションへ行って聴いて、見て、帰ってやってみて、彼の演奏を録音して毎日毎晩寝るときも聴いて、それに合わせて弾いてみて、何度もゴールウェイへ行って、見て聴いて、持ち帰って聴いて弾いて、それの繰り返しで、こうなりましたよ。
だから皆もそうしたらいいかもしれませんね。


それだけです。



コンサティーナに関しては、サポートでコンサティーナ奏者の小松ゆいこさんに就いてもらってレクチャーをお願いしました。
コンサティーナで参加された方たちは、得るものが多かったかもしれません。

アコーディオンで参加された方たち、特にピアノアコーディオンの方たちには、ほぼ何もできなかったので、申し訳ない気持ちが残っています。


ICF前、クラス内容をどうするか悩んでいた時に、他にできることはないか、小松さんと相談して考えたりもしました。
それぞれの楽器の奏者の紹介をしたらいいかもしれませんね、という話が出ました。
できれば参加者の方たちが目指す奏者を聴いて、その奏者の弾き方・傾向について話すことができるといいなと思ったので、ICF申し込みページに「目指す奏者・こんな風に弾きたいなという奏者を挙げてください」という項目をつくってもらいました。

しかし、そこで名前を挙げてくれたのは4名。
うち3名は日本人奏者を挙げていました。

これは衝撃的で本当に「どうしよう・・・」ってなりました。

一応音源も探しましたが、アイルランドの伝統音楽をやろうとしているのに、目指しているのがフィルターのかかった日本人奏者だと、いつまでたってもアイリッシュ音楽なんてできません。
現地奏者を知らないのか、はたまた現地奏者を聴いたうえで日本人奏者を目指したいのか。

アイリッシュをやっています、と言っているのに、現地奏者を知らない、というのは不思議なことです。
これが日本でアイリッシュをしている人の多くに起こっていることだとしたら、とても恐ろしいことだと思います。


少しだけですが、音源も準備していきました。
当日クラスで一人ずつ好きな奏者・目指したい奏者を言ってもらうと、一応皆答えてくれました。
しかし、こちらが準備していた奏者とは一致しません。
正直、「名前挙げれるなら申込んだ時に書いといてよ!」って思いました。
そうしたら音源を準備して、この人はこういう弾き方をしているかも、この人の影響を受けているかも、というのを事前に調べたり考えたりできたのにな。

そしてこの時も、日本人の名前が半数くらい挙がりました。


うーん。。。。


という気持ちはどうしてもうまれてしまいます。


アイリッシュをやるなら、アイルランドもしくはその音楽文化が根を張っている地域や人からでないと身につけられないと、私は思います。
日本人奏者を目指すというのなら、その目指したい人が目指している奏者まで見てほしいと思います。もちろん、その目指したい人が目指している奏者は現地人もしくは根を張っている地域の人という前提です。


そうしていると、いつかアイリッシュのリズム・ノリというのは出てくると思いますし、装飾音のつけ方もわかってくるでしょうし、どんなテクニックがあるのかというのも見えてくるし、調べようとすると思います。



こんなことを、2時間半話していました。
実際には言葉にしなかったこともあるかもしれませんが、伝えたかったことは、要はこういうことです。




蛇腹クラスに参加された皆さん、
私の話を長々と聞いてくれてありがとうございました。

これまで私はほとんどCD音源を聴いていませんでしたが、
ICFのおかげでCD音源を集めていろいろ聴くことができました。
最近は、Barryだけじゃなく他の奏者も聴いてみよう、勉強しよう、という気持ちになってきました。
Barryという幹に、枝葉をつけていくイメージが湧いてきています。

私自身、これからどう進んでいくのかが楽しみです。




蛇腹クラス、来年は
コンサ、ボタンアコ、ピアノアコ
くらいに分けられていたらいいなと思います。




次の記事では、上級クラスのことを書こうと思います。







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