Kanako Machida

せっしょんのこと。

Irish Accordion Player 町田佳菜子のブログ

3月7日(月)~9日(水)のこと。その3

いやはや、申し訳ないです。

朝マック、できませんでした・・・。


山口のリゾートホテルでは、絶景露天風呂や美味しい食事を堪能する合間に、
富山の方からオーダー頂いた「セッションいろは」の製作を進めました♪

やっぱり外に出た方が、家でつくるより捗りますね。
あーしよう、こうしてみよう、というアイデアも浮かびます^^



では早速、前回の続きに参りましょう。

 




自分で前回の記事を読み直していて思ったのですが、
皆さん誤解しないでください。

「上級」というレベルの捉え方は、いろいろあると思います。
前回、私が書いていたものは、アイリッシュ音楽としての「上級」と、アイリッシュのリズムがあるかは別にして楽器をどのくらい弾けるかという意味での「上級」でした。
ですが、もちろん、ICFに参加する方たちの中での「上級」という意識も持っています。
そして、他の講師の方々や実行委員の方々に「上級」というレベルをどう捉えて考えたらよいのかと聞いたときに、「曲も覚えてきてある程度弾けるようになって、アイリッシュを弾くのが楽しくなってきている感じの人たちが来るんじゃないかな」という回答をもらっていました。

そんな認識の中での、前回の記事に書いたような発言、問いでした。

受け持つのが初級や中級だったら、おそらくそんなことはあまり強くは言わなかったと思います。


いや、初級の段階で伝えておきたいことではあるんですけど、、、

曲の種類(ジグとかリールとか)や曲の覚え方(楽譜は使わないとか)等、もっともっとベーシックな知識なんかをレクチャーする傍ら、ふわっと伝える、くらいの感覚でよいのかもしれません。


ですが、上級クラスには、そんなことはわかっている人たちが参加していて、そこからのステップアップを期待している人が多いのではと思います。

なので、アイリッシュを弾くのが楽しくなってきたからこそ、現地に行ったり現地奏者を聴いたり、とにかく現地のものに触れていくことがとても大事です、私はそう思います、ということをしっかりと伝えたかったんです。
ちゃんとアイリッシュをやりたいのなら尚更。





上級クラス初日は、ただただ私の話をして終わった気がします。

どういう経緯でアイルランドに行ったのか、アイリッシュ音楽をはじめたのか。
これまで、いつ、どのくらいの期間、何回、アイルランドへ行ったのか。
どんな風にセッションやダンスに取り込まれていったのか。
バスキングのこと、ギグをやらせてもらったこと。
日本にいる間はどうやって過ごしているのか。
かなんとこんばんどん時代に「Irish Music Modoki」と銘打ってセッションをしていたこと。

そして、事前アンケートで挙がっていた質問への回答。
私はこうしてますよ、私が行ったときはこうでしたよ、友人からこんな話を聞いたことがありますよ、実際にこの地域に行ったことがある人いますか?どうでしたか?というような感じで話しました。
私が知っているのはアイリッシュ音楽のほんの一部ですから、断定的な発言はなかなかできません。


こんな感じで、ほぼほぼ聴講でした。
退屈だった人もいると思います。というか、みんな退屈だったんじゃないですかね(^^;

だってアイリッシュのアの字がわかったようなわからないような私の演奏を聴いたり、一緒に長々と弾いたりしたって、どうしようもないじゃないですか。
それなら、疑問に思ってることとか、アプローチの仕方とか、このアレンジがどうやってるのかわからないので一緒に考えてほしいとか、ゴールウェイに行ったらどのセッションがおすすめですかとか、そんなことを話して、自分が目指したいところへの行き方を探ってひとつひとつ明確にしていけるような時間をとる方が有意義なんじゃないかと思うんです。

そう思って、質問あったら言ってくださいね、何でもいいですよ、ただ単に聞きたい事でもいいし、アイリッシュ音楽関係なくてもいいですよ、って結構な頻度で聞いたと思うんです、私。
話はもういいから楽器弾こうぜとか、やりたいことあったらどんどん言ってね、って言ってたんです、そのはずなんです。

けど、誰も何にも言ってくれないんですー(T_T)
近くに座ってくれてた2,3人が発言してくれるだけで、他の人たちが何を思ってるのかわからなかったです(T_T)


だから、初日が終わるときに、もっと楽器を弾きたい人や、もっとちゃんとした解説?とか話が聞きたい人は、クラスを変わった方がいいかもしれませんね、と伝えました。
私が皆さんにおしえられることは、「アイリッシュをするうえで1番大切なのは、聴くことと見ること」です。それだけなので、明日も私のクラスに参加する人は、何か質問とかやりたいこととか、考えてきてくださいね。じゃないと、クラス5分で終わっちゃいますから。
と言って、クラス初日を締めました(笑)



さて翌日。上級クラス2日目です。

クラスの部屋に入ると、初日と同じくらい人がいました!よかった!
みんな「まじ話ばっかでおもんねーし」「楽器弾きに来たのに」とか思って、誰もいなくなってたらどうしよう、講師としてやばくね?と思っていたので、安心しました;;

実際にはクラスを変えた人もいましたし、他クラスから変わってきた人もいました。


新しく来た人には、クラスが始まる前に
「私のクラスは皆さんからの質問・要望がないと一瞬で終わるんで、考えといてくださいねー!」
と伝えました。


そして、9時30分。


私が皆さんにおしえられることは、ひとつだけです。

アイリッシュ音楽で最も大切なのは

聴くことと見ること。

それだけです!以上、終わり!



ここから質疑応答タイムです。

皆ちゃんと考えてきてくれてました!
実は、話が前後しますが、前日の昼休みにわざわざ私を見つけて、こんなことが知りたいです、やりたいです、と伝えてくれた人もいたんです!

私から時計回りに、質問してもらって答えて、時々答えるのは後回しにしたりして、なんとか2時間半乗り切ることができました!


1つだけ、後で答えますねーって言って、そのままにしちゃってたことがあります。
質問してくれた方、ごめんなさい!><

地方でアイリッシュをやるにはどうしたらいいですか?という質問でした。
アイリッシュやってる人も少ないし、もっと奏者を増やしたり活動する場所を増やしたい、というような内容だったと思います。

私が住んでいる北九州も、アイリッシュ奏者が全然いません。
私とれおくん、それから時々来るフィドルさん。
超レアな出現頻度のウッドベースさんもいます。
けど、北九州ではレギュラーのセッションを月4つやってますが、ほぼ毎回私とれおくんの2人でやってます。


アイリッシュセッションって、2人いればできるんです。
人数増えたらおもしろいだろうなとも思いますが、セッションして楽しいと思える奏者って、どこかでやってて引っ越してきたとかじゃない限り、いきなりポンっと現れたりしません。

福岡もアイリッシュ奏者は少ないです。
福岡市内でもレギュラーセッションを月3つやってますが、毎回メンバー一緒です。
いつも来るのは2人なので、私とれおくんと合わせて4人です。
大体来るよね、という感じの人が2人。
あとはぱらぱら、時々、という感じです。

いつも来るうちの1人は、去年の秋頃に私たちのセッションスケジュールを書いたフライヤーを見て、セッションに来てくれたのが始まりです。
アイリッシュに興味があるんですけど、まだ始めたばかりで曲もわからないんです、という人でした。
なので、とりあえず私たちのセッションに来てください、聴いてるうちに曲も覚えていきますよ、録音してもいいですよ、と伝えました。
それから毎回セッションに来てくれてますし、録音しまくってます。
だんだん弾ける曲も増えていっていて、その場で音を拾うのも早いです。
私たちが今度アイルランドから帰ってくる頃には、ばりばりセッションができるようになってるかもね♪と思っています。

こんな風に、奏者を増やすのって流れに任せていていいんじゃないかなって思います。
もちろん、セッションとか活動を示すもの(フライヤーとか)はつくったりした方がいいかなとは思いますが、焦って探しても、長く続く人にはなかなか出会えないような気がします。


活動の場も、最初は1つでもいいと思います。
誰か月に1回でも集まれる人がいるなら、定期的にセッションなりして、続けていれば活動の場も広がっていくと思います。
私はそうでした。
最初は大学の中庭でひとりで弾いてたのが、今では月に何度もセッションできるようになりました。

焦る必要なんてないんです、たぶん。
音楽ってずっと続けられることだし、何かしらやってれば、誰かと出会ってどうにかなっていくもんです、きっと。
願望も入ってますけど。


と、ここに回答してすいません。
質問してくれた人に気づいてもらえたら嬉しいです。



そんな感じで(笑)
上級クラスは、私の身の上話とそこからの私の考えの話と、皆さんからの質問・要望にできるだけお応えするというクラスになりました。

私としては、できることをやり切ったつもりですし、後悔はありません。
皆さんはどうだったでしょうか。

たぶん、そろそろ参加者アンケートの結果が届くと思うので、ドキドキです。




今回、ICFで講師をさせてもらって、私自身アイリッシュに対する考え方が明確になったと思いますし、そのおかげで、今後どんな風に活動したいか、どんな風にアイリッシュを続けていくのかというのを具体的に考えることができています。
そして、アイリッシュをやっている若い世代の人たちの前で話ができたのは、よかったなと思います。
近年、奏者の来日などが多く、日本のアイリッシュシーンは活気が増してきているように感じますし、アイルランドやアメリカの奏者と繋がりを持つ人や、そちらに意識を向けている人も増えてきているようです。少しずつ、変わってきているのかなと思います。


ICFのWebページで、「アイルランド行こう、いや、ICFでいいや」みたいな謳い文句があったらしいですが、そんなのいいわけないでしょ!と思います(笑)
ICFが、アイルランドに行こうと思うきっかけとなるイベントであってほしいなと思います。
どんどん大きくなっているICFですが、いつかアイルランドの大学のアイリッシュサークルとの繋がりができて、向こうの学生を招いての交流会のようになればすごいな、いいな!と思います。
夢は大きく^^



蛇腹クラス、上級クラスともに、講師として人の前に立つ機会を頂けて、本当に感謝しています。
ありがとうございました。

私のクラスに参加してくださった皆さん、
至らない点も、期待外れだった部分も、想像と違った部分も、いろいろとあったと思います。それでも、途中退出することなく、話を聞いてくれてありがとうございました。
何かひとつでも、「町田のクラスを受けてよかったな」と思うことがあったなら、嬉しいです。

実行委員の皆さん、講師の皆さん
本当にお世話になりました。皆さんのアドバイスや後押しがなければ、クラスをやり切ろうという決意はできなかったかもしれません。


皆さん、本当に本当にありがとうございました!
今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。



講師以外の記事も書けたらいいなと思っていますが、書けるかな。。
いつになるかな(笑)

明日もマックにヒキコモラーかもしれません(笑)







4月18日(月)&19日(火)は、アイルランドより Kevin & Fu が来福します!
詳細はこちらから↓
Kevin Ryan & Fu Akamine 来日のこと。 」