せっしょんのこと。

アイリッシュ音楽と日々のこと。Irish Accordion Player 町田佳菜子のブログ

5月12日京都→岡山・ライブ at ポケットガーデンのこと。

こんにちは!
とってもご無沙汰してしまってすいません(>_<)

7月5日から始まった旅は、それなりに順調です。
今は、Co.GalwayのClifdenという町に滞在しています。雨です。

 

日本では、夏休みに突入しましたね!
そんなお休みを利用して、ちょっと岡山へお出かけするのはいかかでしょう(^ω^)
「ポケットガーデン」という、とっても素敵なカフェレストランがあるんですよ♪

 

ということで、時は遡り、5月12日(木)のことです。笑

 


この日の前日は、京都でライブでした。
宿が無かった私たち。優しい京都の皆さんに助けられ、フィドルのお姉さんのお宅にお泊りさせてもらいました。
どうもありがとうございました!
記念に(?)「刑務所の中」という漫画をもらいました(*^^)v

大阪から岡山行きのバスに乗るべく、朝6時過ぎの電車に乗り込みうとうと。。


大阪・難波のバス乗り場は、改装中の為何にもありませんでした。
バスの時間が迫る中、お土産を求めて速足でうろうろ。
無事にお土産も買って、バスに乗って岡山へ。


3時間くらいで岡山駅に着きました。たぶん。

このバス、岡山駅経由の倉敷行きだったんですが、岡山の街中に近づくにつれて、停留所の案内が結構短いスパンで切り替わったんです。
「次かな?」「んーまだっぽいね」とか言ってたら岡山駅に着いて、倉敷行きだからバスはすぐに出発したい雰囲気を醸し出します。

ばたばたバスから降りて、一息つきました。
バスにパーカーを忘れたことに気づいたのは、岡山でのライブが終わってポケットガーデンから移動したとき。遅すぎ( ;∀;)
さよなら私の500円パーカー・・・。1年半着まくって、よく働いてくれました。ありがとう。


さて、岡山駅には共演のLeapRickのなつえさんがお迎えに来てくれました^^
LeapRickの皆さんに会うのは、1年半ぶり、2回目です。
それなのに、本当に本当に良くしてもらって感謝しきれないくらいです。


なつえさんに連れられて、会場のポケットガーデンへ。
このお店、LeapRickの桐山さんの妹さん夫婦が経営されていて、いつかアイリッシュのライブができたらと思っていたのだそう。
そんな念願の企画に呼んでいただけて、嬉しい限りです!


ライブは、昼と夜の2部構成。
なんと、昼の部の前に、ランチが・・・!!!
私はクリームパスタ、れおくんは確か・・・ハンバーグ・・・??
これがとってもおいしかったんです!(´ω`*)

ちらっとお隣のテーブルを見ると、LeapRickの皆さんも3人そろってクリームパスタでした(笑)


腹ごしらえのあとは、昼の部です。

の前に、近所のスーパーでお酒を買って、近所の公園でちょっとセットの確認をしたんでした。
めっちゃ天気が良くて気持ちよかったです^^

 

昼の部。

まずは、LeapRickです。
私たちと違って、ライブ慣れしている感じで堂々としていました!
皆さんクラシックやデュオなどでも活躍しているので、さすがです(*_*)
オリジナル曲もあって、ゆったりした素敵な曲でした^^多くの方に親しまれているそうです♪
ラストはポルカのセットで、3人それぞれが客席の方へ歩きながら弾いて回っていました(笑)
アイリッシュやっててこういう盛り上げ方は見たことなかったので、新鮮でした('ω')


そして私たち。
ここでは過剰に緊張することもなく、楽しく演奏できました^^


昼の部のハイライトは、あのおばちゃんたち!笑
とっても元気のいいおばちゃんが2人いて、ほんとにずっとノリノリで聴いてました。
手拍子したり、「気になることとかあったら何でも聞いてくださいー」って言ったらガンガン質問してくれたり、なつえさんと一緒に踊ったり、お土産よー!ときび団子をくれたり、最後には堂々と無銭飲食!!笑
なつえさんが気づいて、追いかけてってちゃんとお代を払ってもらってました(笑)
最初から最後まで、本当に気持ちのいいおばちゃんたちでした(^ω^)

 

昼の部が終わって、しばし休憩です。

森本さんが時々働いてるパン屋さんが近所にあるというので、一緒に見に行きました♪
れおくんがちょっとお腹減ってたのでパンを買ったんですが、森本さんもパンを買ってくれててプレゼントしてくれました!

この日は本当に天気が良くて、私はテラス席でお昼寝(=゚ω゚)ノ
れおくんは、京都でもらった「刑務所の中」を読んでたそうです。


そうそう、ポケットガーデンさん、このライブの日のために、特別メニューを用意してくれていたんです!
フルーツたっぷりのトライフルと、アイリッシュラテです☆
私たちは残念ながら2人そろってフルーツ食べれないので、アイリッシュラテをいただきました^^

ベイリーズウイスキーを使ってるのかなぁと思って
なんで“アイリッシュ”ラテなんですか??と聞いたら、
アイリッシュの人は大きいカップでなみなみ入ったやつを飲むって聞いたんで(^ω^)
と言われました( ゚Д゚)
確かに、こっちのラテとかカプチーノはなみなみ入ってて高確率でこぼします。


そんなアイリッシュラテを飲んでのんびりしてお昼寝。
幸せですねー(*´ω`)

 

夜の部はなんと!!

小中学の時の同級生が顔を出しに来てくれました!
ライブも見れたらよかったんですが、用事があって途中で抜けないといけなくなるし・・・カフェレストランに1人で入るのがちょっと・・・とのことで、お店の前でお話ししてお別れ。
もうホントに全っ然変わってなくてびっくりしました(笑)
会いに来てくれてありがとう!そしてCD買ってくれてありがとう!


夜の部は、また違うお客さんが来られて、お昼とは違った雰囲気でした。
あのおばちゃんズがいるのといないのとで、かなり変わりますね!笑


LeapRickの演奏中は、私たちは客席側で普通に聴いてたんですが、ポケットガーデンさんが「お腹すいてませんか?」と声を掛けてくれて、しかも!ステーキをおすすめしてくれました!!!ステーキ!!!
実は、休憩中にパンを食べてたので(れおくんは自分でもパン買ってたし)超絶お腹が減ってたわけではないのですが、このステーキを逃す手はありません!ステーキ!!
大きいサイズを注文して、2人でシェアすることにしました☆


そしてステーキがやってきました。。。


でかーい!

そして

うまーーい!!!


このステーキほんとにおいしくて、また是非食べに行きたいです!!
皆さんも是非食べてください!笑

表現力なくて伝わらないかもしれないですが、夜の部のハイライトはこのステーキです!!

 

ライブの最後は、岡山のアイリッシュ愛好会?の皆さんと何曲かセッションして終わりました。

あ、そういえば、私たちの演奏の時にリクエストをもらったんですよね。
Joe Cooleyとバンジョーの人がやってる動画がYoutubeにあがってるらしいんですけど、それをどうしてもやってほしくてこの日を待ってた!という勢いでのリクエストでした。
Joe Cooleyのスタイルは私のと全然違うので、アコーディオンバンジョーというところ以外まったくもって再現できなかったんですが、それでも喜んでもらえたので良しです(^ω^)笑

 

ライブも終わって片付けをしていろいろしてたら、なんと!「ぜんざい食べませんか??」とのお声かけ・・・!!!
私ぜんざい大好物なんですよー!
ばぁちゃん家に行くときは、ほぼ100%の確率でぜんざい作ってくれてるくらい、かなこが来る=ぜんざいつくっとこ!という感じです。

 

そんなこんなで、何から何まで至れり尽くせりのポケットガーデンさんでのライブでした!笑
本当に本当にありがとうございました!


デザートはぜんざいだけじゃなくて、パフェとかケーキとかもあったと思います。
紅茶もいろんな種類があって、いろいろと楽しめそうでした^^

次回、岡山に行くときは、必ず立ち寄りたいと思います♪
皆さんも、夏休みを利用して、是非ぜひランチにディナーにお茶しに!行ってみてくださいー!^^♪

 

この日の宿は、なつえさんのご実家でした。

ここも素敵なところだったー!
書いていいのかわからないけど、すごく個性的なお家で、スタジオみたいな部屋もあって、八百屋さんの外壁にはウルトラマンの怪獣たちの絵がずらり!なつえさんのお父さんが趣味で描かれてるそうなんですが、上手すぎる!
書いたらダメだったらごめんなさい!消すのでおしえてくださいー!

 


LeapRickの皆さん、ポケットガーデンの皆さん、

こんなライブを企画してくださって本当にありがとうございました!
岡山では到着から出発まで、本当に良い時間を過ごすことができました。
なんと言ったらいいかわからないんですが、皆さんの人柄が本当に優しくて穏やかで、そこに集まるお客さんも皆さんいい人ばっかりで、ピースフル空間がどんどん広がっていくような感覚でした(´▽`*)
帰国したらまた、遊びに行きたいです!
岡山でも定例セッションができたらいいなぁなんて思います(´ω`*)



今回お世話になったお店はこちら↓
ポケットガーデン

LeapRickは2nd, 3rdアルバムを同時発売しました!
LeapRickのブログ


ライブが終わってなつえさんにご実家まで送ってもらったときに、ちょろっとこんな話になりました。

「どうやったらかなこさんたちみたいなリズムやノリが出せるんだろう。。」


ICFでも出た話題ですね。
アイリッシュを弾く上で大切なのは「聴くこと」と「見ること」です。
日本でやってる人たちは、聴くことはたくさんしていたりするかもしれません。CD買ったり、今ではネットで音源買ったり送りあったりできますしね。
だから、見てきた量じゃないですかねー。。
と返事をしたような気がします。

けど、考えてみるとそれだけじゃない気がするんです。

 

私はCD音源はほとんど聞いてません。最近やっとちょっと聴くようになってきたくらいです。
じゃあ何を聴いてるかというと、アイルランドで録音したセッションです。
CD音源を聴くのとアイルランドのセッションの録音を聴くのとでは、結構な違いがあるのではと思います。
CD音源がダメだと言っているわけではないです。けど、アイリッシュのベースがないのにCD音源ばっかり聴いてても、得られるものってどのくらいあるんだろう、と思います。


やっぱり、私が日本の多くのアイリッシュ奏者と違うのは、現地で見て聴いて体感してきた量だと思います。
そして、楽器をはじめる前に、セッションを聴きまくっていた時期がある、ということも、もしかしたら関係あるのかもしれません。

私がアイリッシュに出会ったのは、アイルランドに来てからです。
そこから半年ほどは、ほぼ毎晩パブに行ってセッションを聴いてました。
最初のアコーディオン(B/C)を買ってからも、セッションには入らず聴きまくる毎日。
年が明けてやっと、週1回ド初心者向けのセッションに行きはじめて、それ以外の日はセッションに行って聴く。
いろんなセッションに入りだしたのは、C#/Dを買って1年後?くらいだったかもしれません。

日本ではそんなセッションの録音を本当に毎日、学校の行き帰りやバイトの行き帰り、寝るときも聴いたりしてました。
寝るときにアイリッシュを聴くと目が覚めちゃうっていう人もいますが、私は眠くなるのでちょうどいい子守歌です(笑)

こんな感じでやってきたので、無意識のうちにリズムを身につけれたのかもしれません。

 

こないだバンジョー/ピアノ奏者のブライアン・マクグラーと話していた時、こんなことを言ってました。

アイリッシュ音楽は、アメリカでは学べない。カナダでもない。日本でも、イギリスでもない。アイルランドでしか学べないんだよ。おれがゴールウェイに来たのも、お前と同じ理由だな。はははー」

ブライアンは北アイルランドの生まれです。


北アイルランド出身の人がこんなこと言ってるんだから、日本に居ながらにしてアイリッシュをちゃんと弾こうなんてなんてこったい!って感じですよね(笑)

そういえば、「アイリッシュで1番大切なのは聴くことと見ること」とおしえてくれたアントニーも、北アイルランドの出身です。

 

今は学生でアイリッシュをやろうとしてる人が増えていますから、長期で滞在できるときに来て、いろいろ吸収して帰ってくれたらいいなぁと思います。
旅をしていて思うのは、1つの町には最低でも1週間はいないと、その町のことなんてなんちゃわからんということです。1週間でも全然足りないですけど。

 


岡山での思い出と、そんなことを考える旅の途中です(´゚д゚`)

 

 

更新遅すぎてすいません!
頭の片隅には、ちゃんとブログの文字が光ってるので、そのうちまた!

 


28/07/2016 Clifdenにて。