せっしょんのこと。

アイリッシュ音楽と日々のこと。Irish Accordion Player 町田佳菜子のブログ

卒業論文を読み返す。その2

続きます~

 


第一章からもうひとつ。
1-2-4
アイリッシュ音楽で使われる楽器は、論文中にあげたものに加えて、メロディオン、ピアノアコーディオン、ピッコロ、サックス、ハンマーダルシマーなんかもありますよね。伴奏楽器は、グリークブズーキもそうだし、ピアノもそうだし。
論文では、セッションでよく見るものをあげたんでしょうね、私。(・ω・)



第二章
2-1
ここでいうライブには2種類あって、それを「ライブ」と「有料ライブ」と言い分けているのだけれど、有料ライブというのはいわゆるコンサートと思ってもらえるといいと思う。
パブでやってる演奏にも2種類あって、誰でも参加できるのが(オープン)セッション。演奏者が固定されてマイク使ってるのがライブ。わかりにくいかもしれんけど・・・


「ライブとセッションで、お客さんの演奏を聴く姿勢にそれほど差はない」って書いちゃってますけど、差はあるよね。いや、どこを切り取るかによるのかもしれないけど。表現するの難しいや。

セッションの場合、そのパブに居合わせたすべての人を対象にすると、めっちゃ差あるやん!何言ってんの?となるけど、そこでセッションを聴いてる人だけを対象としたら、あーまぁ言ってることわかるかなって思ってくれる人・・・いるかな・・・?
パブでセッションがおこなわれてても、セッションを聴くために来たわけじゃないお客さんも大勢いる、そういう人は除外して考えてみると、ってことなんだけど・・・いやー、説明下手!笑

でも、そうやって考えたときに、セッションでもコンサートでも、聴いてる人って歓声上げたり「カモン誰それ!」とか「ゴォン誰それ!」とか「アップどこそこ!」とか言うし、勝手に踊ってたりするし、そこまでお客さんの在り方に差はなくない?!って言いたかったの。きっと。

(○○ホールみたいな、映画館の折り畳みイスみたいなのがずらー!みたいな会場では、さすがに踊りだす人はおらんと思うけど!歓声は上がるしカモンゴォンアップいろいろ言う。と思う。いやでもグラダムとかの受賞コンサートでは言ってないかも。えー。きれいにすっぱり分けられない!)


いろいろ書いたけど、私がここで示したかったのは、日本とアイルランドのお客さんの在り方の違いなんです。
アイルランドでも、コンサートではお客さんは静かに聴いてるんだけど、日本でのコンサートとは空気感が違ってて、終始黙って聴いてるわけじゃなくって、でも変に”身内感”があるわけでもなくって。
何て言ったらいいんだろう。日本のコンサートって”特別感”とか”非日常感”がすごかったりするけど(偏見?私だけそんな風に感じてる?)、アイルランドだともっと”日常の延長感”(?)がある?んー、なんか違うな。何て言ったらいいの?おしえて!わかる人!

これって文化の違いだし、だから日本でもアイリッシュ音楽聴くときはこうして!とか言いたいわけではなく。アイルランドではこうなんだよ、というだけのことです。論文のタイトル「アイルランド伝統音楽における共在性」だし。


文章にするって難しいな。

というところで、今日はおしまい!

では~(=゚ω゚)ノ