せっしょんのこと。

アイリッシュ音楽と日々のこと。Irish Accordion Player 町田佳菜子のブログ

卒業論文を読み返す。その4

その4~(´ω`*)

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今ではスマホで簡単に録音できるけれど、パブでセッションがおこなわれるようになったころは、そんなものありませんでした。カセットレコーダーはあったかもしれないけど、皆が皆持っているものでもなかったでしょうし。セッションで必死に覚えてたってブライアンが言ってました。
そう考えると、今のこの状況(今現在のコロナで何にもなくなってしまった状況ではなくて!)は、セッションもたくさんやってるし、録音機器も簡単に手に入るし、CDやSNSもあるし、本当に便利ですよね。

でもやっぱり、アナログな時代は人や地域のスタイルの継承というのが顕著に表れていたけれど、今はその頃と比べると、いろんなスタイルがミックスされてきている感じがしますよね。

ラジオなんかを聞いてると、ブライアンの出身地域あたりの曲を、違う地域の人やグループが弾いてて、「この弾き方はちがーう!!!(゚д゚)!」ってなってることが時々あります(笑)

私自身、セッションで聞いた通りに弾いてた曲が実はストラスペイで、もっと跳ねて、というか、タターンっていうリズムで弾くべき曲だった、ということがありました。(私はホーンパイプだと思ってた。)
私:タンタカ タカタカ 本当は:タターンタッカ タッカタッカ みたいな感じ。

あとは、私とブライアンが「Bridging the Gap」で弾いてる「Old Claddagh Ring」という曲。De Dannanも弾いてるんですが、当時のフィドラーのMick Conneellyが「こうなんだい!」といって譲らなかったらしく、違う弾き方をしています。
私たち:ターンタタン タッター ミック:ターンタタン タータ みたいな感じ。



アイリッシュ音楽は、スタイルの違いが面白さのひとつだと思うので、地域性みたいなのが薄れてくるのは悲しいなぁと思います。



次のセクションからバスキングの話になるので、この記事はここまで!

では~(=゚ω゚)ノ